選手紹介シリーズ、第3弾はパトリック・ウィリアムズ(Patrick Williams/背番号44/ポジション:PF・SF/身長201cm)です。
経歴
ウィリアムズは2020年ドラフトで全体4位指名という、非常に高い期待を背負ってブルズにやってきた選手です。出身はノースカロライナ州シャーロットで、フロリダ州立大学では1年目からシックスマンとしてチームを支え、ACCのシックスマン・オブ・ザ・イヤーを受賞してNBA入りを決めました。
ルーキーシーズンからの主要スタッツをまとめると、こんな推移になっています。
シーズン 試合数 得点 リバウンド アシスト 3P%
2020-21 71 9.2 4.6 1.4 39.1%
2021-22 17 9.0 4.1 0.9 51.7%
2022-23 82 10.2 4.0 1.2 41.5%
2023-24 43 10.0 3.9 1.5 39.9%
2024-25 63 9.0 3.8 2.0 35.3%
2025-26 72 7.0 3.0 1.5 34.7%
こうして並べてみると分かる通り、正直なところ「あまり伸びていない」というのが率直な印象です。得点はキャリア3年目の2022-23シーズン(10.2得点)をピークに、むしろ右肩下がり。2021-22シーズンに手首の脱臼で長期離脱したハンデはあったにせよ、全体4位という指名順位を考えると、6年目を迎えた今もまだ「大化け」の兆しをつかめていないというのが現状です。
プレースタイル
個人的にはネクストカワイレナードになれると思っていました(今でも思っています)。
というのも201cmの身長に対して215cmを超えるワイドスパン、手足の長さを活かした守備範囲の広さ、そして高い3P成功率と独特の“2モーション”とも言えるリリースの遅いシュートフォーム。
説明だけ聞くと素材としてのポテンシャルは、カワイ・レナードを彷彿とさせるものを感じますよね。
ただ、6年目を迎えた現時点では、その片鱗はまだ十分に見えていません。守備範囲の広さやコーナーからのシュート精度といった一部の武器は光るものの、カワイ・レナードのようにオフェンスの主軸を張れるだけのボールハンドリングや得点の引き出しの多さは、まだ身についていないのが実情です(ポテンシャルだけならNBA屈指、というのは今でも思っています)。
ブルズでの役割
2025-26シーズンのブルズでは、スターターの座を若手に譲り、ベンチから試合に入る役割に回っています。前回紹介したマタス・ブゼリスや、今シーズン加入したケイレブ・ウィルソンら若手がスタメンで台頭する中、全体4位指名という将来のエース候補として期待されたウィリアムズが裏方に回っている今の状況は、正直なところ「期待していた成長曲線とは違う」と感じています。
とはいえ、素材の良さそのものは今でも本物だと思っています。来シーズンこそ、ルーキー時代から期待されてきた「ネクスト・カワイ・レナード」として殻を破り、シカゴ・ブルズを引っ張る存在になってほしいですね。次回もまた別の選手を紹介する予定です。

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